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令和2年度 決算審査の結果 一般・特別会計

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年9月27日更新

1.審査の対象

一般会計

 (1) 令和2年度白石市一般会計歳入歳出決算

特別会計

 (1) 令和2年度白石市国民健康保険特別会計歳入歳出決算
 (2) 令和2年度白石市介護保険特別会計歳入歳出決算
 (3) 令和2年度白石市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算

財産に関する調書

基金の運用状況

 (1)  白石市財政調整基金
 (2)  白石市奨学資金貸付基金
 (3)  白石市国民健康保険事業財政調整基金
 (4)  白石市土地開発基金
 (5)  白石市肉用牛貸付基金
 (6)  白石市高額療養費貸付基金
 (7)  白石市郷土資料館建設基金
 (8)  白石市都市整備基金
 (9)  白石市減債基金
 (10) 白石市長寿社会対策基金
 (11) 白石市武家屋敷管理基金
 (12) 白石市松竹梅福祉基金
 (13) 白石市二十一世紀の田園文化創造基金
 (14) 白石市国際交流基金
 (15) 白石市介護保険事業財政調整基金
 (16) 白石市スキー場基金
 (17) 白石城基金
 (18) 白石市子育て応援住宅基金
 (19) 白石市庁舎建設基金
  (20)  白石市森林環境譲与税基金
 (21)  しろいしSan Park基金

2.審査の期間

 令和3年7月12日から令和3年8月6日まで

3.審査の方法

 令和2年度白石市各会計歳入歳出決算の審査は、市長から送付された各会計歳入歳出決算書、同事項別明細書、実質収支に関する調書および財産に関する調書並びに基金の運用について、関係諸帳簿および証拠書類を照合し、また、関係職員の説明を聴取するなどにより審査した。

4.審査のまとめ

 令和2年度における一般会計では、歳入総額が前年度より51億1,946万7千余円多い209億1,1461万5千余円、歳出総額が前年度より51億1,163万4千余円多い202億3,802万5千余円となり、歳入歳出決算額が200億を超えたのは、平成8年度以来で、決算規模は過去2番目となった。
 歳入歳出差引額は6億7,659万余円、実質収支額は5億374万5千余円となった。この実質収支から前年度実質収支を差し引いた単年度収支は3,177万5千余円の黒字となり、これに実質的な黒字要素である財政調整基金への積立金1億268万1千余円を加えた実質単年度収支額は1億3,445万7千余円の黒字となった。黒字計上は前年度に続き2年連続である。

 歳入の状況を財源別にみると、「自主財源」は59億3,798万5千余円(28.39%)で、前年度と比べ、2億8,958万9千余円減少し、「依存財源」は149億7,663万余円(71.61%)で前年度と比べ、54億905万7千余円と大幅に増加した。これは国庫支出金が48億9,581万5千余円(266.25%)増加したことが大きな要因と思われる。

 収入未済額については、前年度より159万8千余円多い3億2,089万5千余円となっている。そのなかで、固定資産税が増額になっているのが懸念される。不納欠損額については、前年度より758万2千余円増加し1,499万6千余円となっている。これは固定資産税で602万余円、市民税で108万3千余円などの増加によるものである。
 負担の公平・公正の原則に立ち、滞納の実態に応じた厳正かつ積極的な措置と不納欠損にいたるまでの更なる徴収努力をし、未収金の早期回収を努めるとともに不納欠損処分の慎重かつ厳正な取り扱いを望むものである。

 また、歳出決算額を性質別に前年度と比較すると、義務的経費は1億7,520万5千余円増加し63億7,809万3千余円(31.52%)、投資的経費は11億2,985万1千余円増加し26億4,958万9千余円(13.09%)、さらに、その他の経費は38億657万8千余円増加し112億1,034万4千余円(55.39%)となり、その他の経費が突出して増加している。これは、特別定額給付金給付費に33憶5,900万3千余円を計上したことによる。
 歳出の執行率は92.73%と、前年度より5.90ポイント上昇しており、適正な予算編成により、概ね計画的に執行されていると認められる。

 次に特別会計では、国民健康保険特別会計・介護保険特別会計および後期高齢者医療特別会計の全体で当年度の歳入総額が、前年度より3,683万3千余円減少し78億9,479万5千余円、歳出総額が8,039万2千余円減少し76億9,447万9千余円となった。また、実質収支額は、前年度より4,355万8千余円増加し2億31万5千余円となった。

 収支未済額は、特別会計全体で前年度より558万2千余円減少し、2億5,323万余円となっており、また不納欠損額は前年度より332万4千余円増加し1,386万5千余円となっている。
 特別会計については、その設立の主旨に則して概ね適正に運営されていると認められるが、今後も更なる予算執行の適正化と滞納の実態に応じた未収金の早期回収に努められるよう望むものである。

 財産については、概ね適正に表示・整理されているが、公有財産等の調査および確認を行うとともに、特に普通財産の貸付・売却等を進め、自主財源の確保と維持管理費の低減を図るよう望むものである。
 基金は、現在21基金となっており、年度末現在高は、84億297万3千余円で、前年度より7億6,839万1千余円増加しており、それぞれ設置目的に則して、運用・管理されていると認められる。
 一般会計の市債現在高は、107億5,220万9千余円で、前年度と比べ2億349万4千余円増加している。

 以上の歳入歳出決算状況に基づき、一般会計の主要な財政分析指標を見てみると、財政力の強弱を示す「財政力指数」は、0.499で前年度(0.495)と比べると0.004ポイント上昇している。財政構造の弾力性を示す「経常収支比率」は91.7%で前年度(91.4%)と比べると0.3ポイント悪化、「公債費比率」は4.4%で前年度(5.1%)と比べると0.7ポイント良化、「将来にわたる財政負担」は144.4%で前年度(142.3%)と比べ2.1ポイント悪化している。

 令和2年度の財政状況は前述のとおり、一般会計において実質単年度収支額は1億3,445万7千余円の2年連続黒字計上となった。その要因は、財政調整基金の取り崩しを0円(令和元年度0円、平成30年度6億円)としたことによる。その結果、財政調整基金の年度末残高は、25億9,926万1千円となった。
 主要事業としては、しろいしSun Park(サンパーク)において、地元食材活用レストラン「みのりKitchen」が完成し、グランドオープンを迎えた。今後とも農林業振興、6次産業化促進、子育て支援の充実のため、各施設が連携し、名実ともに県南地域の一大交流拠点となることを切望するものである。
 また、(仮称)白石中央スマートインターチェンジの新規事業化が決定された。本市発展の大きな起爆剤となりうるものであり、スマートインターチェンジの整備とともに周辺に新工業団地を造成し、企業誘致を加速させ、「企業進出→雇用増→税収増→市民サービス還元」の好循環を生み出せられるよう期待したい。
 当年度は、市民生活や経済、教育、行政などあらゆる面において新型コロナウイルス感染症と向き合った一年であった。一昨年の台風19号からの復旧・復興にも対応しながら、感染症対策と社会経済活動の両立という難しいバランスの戦いを繰り広げ、それは今も続いている。いまだ市内経済に明るい見通しが描けない状況であり、今後の市税を主とした自主財源の動向を注視したい。
 市におかれては、今後とも「市民生活への支援」「雇用の維持と事業の継続」「感染拡大防止」を柱に取り組まれ、加えてワクチン接種を早期に完了され、市民が安全・安心を享受できるよう努めていただきたい。また、厳しい財政運営を強いられることが想定されることから、選択と集中によりメリハリのあるそして効率的な行財政運営を図られることを切に望むものである。